私達家族は2ヶ月前に現在の家に引っ越してきた。神奈川県郊外に建てた念願の一戸建てである。あまり予算を多く見積もっていなかったということもあり、今主流のペアガラスではなく、普通のガラスを入れようと思っていたのだけど、内覧のときに見たらペアガラスになっていて驚いた。どうやら特注で頼んでおいた棚の材料が揃えられずにできなかったため、そのお詫び（？）としてペアガラスに格上げしてくれたようだ。棚はちょっぴり残念だったけれど、ニトリに行けばそれなりにいい戸棚が売っているだろう。

それまで住んでいたアパートでは、真冬の朝になると窓ガラスとカーテンがビショビショに濡れていて、すぐにカビが生えてしまったりして大変だったけれど、ペアガラスはさすがだ。真冬の朝、家族全員が寝ていた部屋だというのに殆ど結露がついていない。ケガの功名というべきか？とにかく快適な生活になったことは間違いない。

だけど今日、アレ？と思うことがあった。ベランダで洗濯物を干した後、部屋に入ろうとしたとき、ペアガラスに鏡のように映る景色が歪んでいたのだ。景色が二重になるとかだったらまだわかるけど、歪んでるってどういうことだろう。窓ガラスも歪んだりするんだろうか。

調べてみたら、ペアガラスの間に入っている気体が、温度や気圧の差によって膨張したり収縮したりするらしく、それによってガラスも膨らんだりへこんだりしてしまうそうだ。窓ガラスが歪む、なんて想像もしたことなかったけれど…。まあ、ジメジメしていない快適な部屋に暮らせるのだから、窓に映る景色が歪むくらい、へのカッパだ。